Yohaku.のサイトのデザインデータ
Yohaku.のサイトのデザインデータ

サイト制作の過程 | Yohaku.

NOTE CATEGORY

茨城県水戸市のヘアサロン「Yohaku.」。一席だけの、完全予約制のプライベートサロンです。2022年12月に開業しました。サロン名の「余白」と、自然素材やサステナブルな取り組みを大切にする考え方を手がかりに、1ページの構成、書体、写真の選び方、予約導線までを組み立てています。ディレクションからデザイン、コピー、実装までを担当しました。

指示と根拠

Yohaku. は、茨城県水戸市にある一席だけのヘアサロンです。完全予約制のマンツーマンで、2022年12月に開業しました。
手がかりにしたのは三つ。サロン名の「余白」、自然派の考え方、そして日々の喧騒を忘れる感覚です。Yohaku. は日本サステナブルサロン協会の認定サロンで、店内には国産の間伐材や自然素材の壁を使っています。サロンの考え方は、空間にも薬剤にもすでに表れていました。

サロン Yohaku.(茨城県水戸市)/2022年12月開業/一席のプライベートサロン
サイト 1ページ構成
担当範囲 ディレクション、デザイン、コピーライティング、実装
プラン SINGLEプラン相当

名前と構造

メインコピーは「余白のある人は美しい。」としました。
少し立ち止まり、自分の中にあるものを見つめる。誰かの答えではなく、自分の感覚に立ち返る。余白を持つことを、美しさの条件として置いています。
サロン名を説明するのではなく、余白を持つ人の姿として書く。サイトの構成も、この考え方に沿って組んでいます。

Yohaku.のサイトのデザインデータ
Yohaku.のサイトのデザインデータ

載せるもの、載せないもの

構成は1ページです。理念、Yohaku. について、メニュー、取り組み、プロフィール、サロン情報。上から順に読み進める形にしています。
1ページにした理由は二つあります。一つは予算です。SINGLEプラン相当の規模では、ページを分けるより1ページに集約するほうが適していました。もう一つは、1ページのほうが物語として読ませる構成にできることです。理念から始まり、サロンの紹介、メニュー、取り組みへと続く。ページを行き来させず、順番に読んでもらうための形です。
取り組みの中には Journal を置き、オーナーが note に書いている記事を一覧で表示しています。

Yohaku.のサイト全体。理念からサロン情報まで1ページに続く
Yohaku.のサイト全体。理念からサロン情報まで1ページに続く

語りと温度

語りかけるように作りたかった。書体の選定は、そこから決めています。
和文には、温かみのある明朝体を使いました。理念の文章を、語りかける調子で読ませるための選択です。仕上がりは、しっとりとした方向に寄せています。

Yohaku.のサイトで使用した温かみのある明朝体の組版
Yohaku.のサイトで使用した温かみのある明朝体の組版

店内と店外

Yohaku. が提供しているのは、空間そのものではありません。暮らしを少し心地よくすること。写真の選び方も、その考え方に合わせました。
ファーストビューには、店内の写真だけでなく、周辺の自然風景やハーブの写真を並べています。店の中に閉じた写真ではなく、開放的で、ゆっくりとした時間を感じられるもの。それを基準に選んでいます。

Yohaku.のファーストビュー。周辺の自然風景と店内の写真が並ぶ
Yohaku.のファーストビュー。周辺の自然風景と店内の写真が並ぶ

予約とSNS

予約は、公式LINEと予約サイトの二つです。電話とメールでの予約は受け付けていません。
一席をマンツーマンで営業するため、施術中は電話に出られません。オペレーション上、電話を受けられないことが前提です。そのため電話を予約の手段として並べず、受け付けないことをはっきり書いています。問い合わせも、公式LINEに集約しました。
SNS は Instagram、Facebook、note。note の記事は、Journal としてサイトの中にも表示しています。

Yohaku.のサイトの予約案内。公式LINEと予約サイトの二つの導線
Yohaku.のサイトの予約案内。公式LINEと予約サイトの二つの導線

更新と構造

公開後、構成の追加は発生していません。
サイトの中で更新されていくのは、Journal の欄です。オーナーが note に記事を書けば、サイトの表示も入れ替わります。サイトを触らずに、サイトが新しくなる。更新の手段を、サロンがもともと使っている場所に置いています。

Yohaku.のサイトのJournal欄。noteの記事が並ぶ
Yohaku.のサイトのJournal欄。noteの記事が並ぶ

センスと根拠

Yohaku. の根拠は、サロン名の「余白」と、サロンがすでに実践している自然派の考え方でした。コピーは余白を持つ人の姿として書き、構成は1ページで物語として読ませ、写真は店の外まで広げています。
予算から選んだ1ページという形も、読み進める構成として機能しています。条件から決めたことと、考え方から決めたことが、同じ方向を向いています。
Yohaku. のサイトは、今も公開されています。

Yohaku.の店内。一席だけのセット面
Yohaku.の店内。一席だけのセット面
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淸水 和豊 Kazutoyo Shimizu

DELAUNAY Inc. Founder / Direction / Design / Front-end

1983年生まれ。都内のWeb制作会社を経て2017年に株式会社ドロネーを設立。美容学校卒業後、都内のヘアサロンに勤務した経験を活かし、美容室専門のWebサイト制作プロジェクト【Salon from DELAUNAY】を立ち上げる。