指示と根拠
ICHI は、栃木県那須塩原市にあるマンツーマンのヘアサロンです。表参道を中心に経験を積んだ美容師が、独立を機に那須塩原へ移住し、2026年1月に開業しました。月末には、東京でのサロンワークも続けています。
手がかりにしたのは、提供されたロゴです。ロゴのモチーフは多角形。サイトの言葉も、形も、動きも、このロゴから決めていきました。
| サロン | ICHI(栃木県那須塩原市)/2026年1月開業/マンツーマン営業 |
|---|---|
| サイト | 2026年1月公開(開業に合わせて)/1ページ構成+お知らせ/WordPress |
| 担当範囲 | ディレクション、デザイン、コピーライティング、実装 |
| プラン | SINGLEプラン相当 |
名前と構造
ロゴのモチーフから連想したのは、十人十色という言葉でした。形は一つではなく、人の数だけある。個性を尊重する考え方を、コピーの軸にしています。
メインコピーは「形は個を描く。」。ヘアスタイルはカットで形づくられ、一人ひとりの個性を描いていく。流行りではなく、その人の好きな形。誰かの正解ではなく、その人に似合う形。英文では Shape is identity. と置いています。
ロゴの多角形は、この後のデザインでも繰り返し使います。コピーと画面の形が、同じモチーフから出ています。
載せるもの、載せないもの
構成は1ページです。コンセプト、サロン、プロフィール、メニュー、サロン情報、アクセス。これにお知らせを加えています。
一人で営むサロンらしく、コンパクトにまとめ、そのうえで中身を充実させる方針です。ページ数を増やさず、1ページの中に必要な情報を揃えています。
親しみと溜まり
地方の地域密着店として、親しみやすさを優先しました。和文には、少しかわいさのある書体を使っています。
アクセントには、溜まりのある明朝体を合わせました。親しみやすさに寄せるほど、画面は緩みます。明朝体を要所に置き、引き締めています。
形と重力
ICHI のサイトでは、ロゴのモチーフを画面の中で動かしています。中心になるのは、多角形を物理演算で転がす仕掛けです。個性を表すための動きとして入れました。
- 多角形を物理演算で転がすロゴのモチーフである多角形が、ページの上を転がります。
- セクションの境目をギザギザにする多角形が転がりやすいよう、境目の形を合わせてカットしています。
- シェイプで画像をマスクする写真を多角形の形で切り抜いています。
- シェイプに沿ってテキストを動かす文字が、形の輪郭に沿って動きます。
ロゴという一つの素材から、写真の切り抜き、文字の動き、セクションの形までを決めています。画面のどこを見ても、ロゴの形が現れる構成です。
予約とSNS
予約は、オンライン予約と電話の二つです。マンツーマンで営業しているため、施術中や東京でのサロンワーク中は電話に出られません。
この点は、注釈として添えるだけでなく、予約の案内の中ではっきりと書いています。電話がつながらない理由を先に伝え、オンライン予約を勧める。つながらなかった場合は、留守番電話に希望のメニュー、日時、名前を残してもらう。誤解を招きそうな表現は避けました。事情を正確に伝え、理解を得るための書き方です。
SNS は Instagram です。
開業と成長
サイトは、開業に合わせて公開しました。
現在の更新は、お知らせの欄で行っています。那須塩原と東京の二拠点で営業するため、毎月の営業スケジュールをここに掲載しています。
公開から日は浅く、サイトはこれから店と一緒に変わっていきます。店舗の成長に合わせて、アップデートしていく前提です。
センスと根拠
ICHI の根拠は、提供されたロゴでした。多角形のモチーフから十人十色という言葉を引き、コピーを書き、画面の中で形を転がしています。
ロゴという一つの素材から、言葉と形と動きを決める。手元にある一つを読み込めば、根拠は見つかります。
ICHI のサイトは、今も公開されています。